【第64回】ジオパーク再認定審査の年になりました
2020年4月1日
鳥海山・飛島ジオパークは、2016年9月に日本ジオパークのひとつとして認定され、今年で誕生から4年目を迎えます。それと同時にジオパークの再認定審査を受ける年になります。ジオパークは世界遺産と異なり、4年に一度「再認定審査」を受けて合格することで、引き続きジオパークを名乗ることができるルールになっています。現在日本には44か所のジオパークが存在しますが、昨年は9か所のジオパークが再認定審査を受けました。審査では日本ジオパーク委員会から派遣された審査員が、ジオサイトや関連施設を訪問して、関係者からこの4年間でジオパークの充実や改善に取り組んだことや、新しく生まれた活動などについてお話を伺います。「審査」というといかめしい感じがしますが、再認定審査は、より良いジオパークづくりに向けて、経験豊富な審査員とともに一緒に考えていく貴重な機会でもあります。
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【文・写真】
宮城学院女子大学 現代ビジネス学部 教授 宮原育子氏