【第76回】日本ジオパークの「再認定」を受けました

2021年4月1日

鳥海山・飛島ジオパークは、2016年9月に日本ジオパーク委員会(JGC)の認定を受けて以来、早いもので4年に一度の再認定審査の年を迎えました。再認定のための現地調査は、2020年10月にJGCから派遣された2名の調査員によって行われました。この調査結果をもとに、本年2021年2月5日に開催された第41回日本ジオパーク委員会での審査が行われ、その結果、無事「再認定」を受けることができました。

鳥海山・飛島ジオパークが評価された点として、新規認定から4年間で、地域住民や多様な関係者の参加が着実に進んで、教育やガイドの活動が活発なこと、ジオサイトの環境保全の取組みが進んでいること、認定商品制度がつくられるなど、他のジオパークのお手本となる優れた取り組みが多くあることなどが挙げられました。

また、鳥海山・飛島ジオパークは、秋田県と山形県の3市1町が一体となり、県境を越えた広域の活動が活発に進められている点でも注目されています。

次回の再認定は、2024年です。鳥海山と日本海の恵みを受ける3市1町が、ジオパーク活動によってこれまで以上に美しい環境を保全しながら、地域の歴史文化を後世につなげる活動や、地域経済の活性化を目指していくことを期待しています。





宮城学院女子大学 現代ビジネス学部 教授 宮原育子氏

【文・写真】
宮城学院女子大学 現代ビジネス学部 教授 宮原育子氏

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