【第38回】ジオパークの効果って?

2018年2月1日

ジオパーク全国大会にて九十九島を見て回る参加者

日本のジオパークは,2017年現在で43地域となり,その活動範囲は,34都道府県,74市,64町,21村,合計159市町村に及びます。日本の市町村数は1,718ですので,その約9.2%の市町村が鳥海山・飛島ジオパークの仲間と言えます。

2017年10月には,日本ジオパークの全国大会が秋田県男鹿半島・大潟ジオパークで開催されました。その際,全国のジオパークからの参加者のうち38名が,鳥海山・飛島ジオパークに足を延ばして,鳥海山麓や飛島の自然の素晴らしさを堪能しました。ジオパークの活動では,他のジオパークを訪れて,他地域の良さを知り,ジオパークに関わる人々と親しく交流をすることで地域の活性化につなげる取り組みも盛んです。ジオパークでのガイド活動やジオツアーの企画・販売,ジオに育まれた食材での商品開発,小学校や中学校の教材作りなど,ジオパークになったからこそできる新しい活動もたくさんあります。

ジオパークは,そこに住む人々が市や町の境界を越えて,大きな自然の仕組みを科学的に理解し,来訪客にその面白さを伝え,そのことで地域での暮らしをより豊かにしていく活動だといえます。これからも全国のジオパークの仲間とともに活動を盛り上げていきましょう。

 



宮城学院女子大学 現代ビジネス学部 教授 宮原育子氏

【文・写真】
宮城学院女子大学 現代ビジネス学部 教授 宮原育子氏

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