リレーコラム

【第81回】4市町の“つながり”を防災に

2020年秋、日本ジオパーク委員として鳥海山・飛島ジオパークの再認定調査を担当しました。他のジオパークのお手本になる数々の取り組みに感動するとともに、山形・秋田両県にまたがる(にもかかわらず)、4市町の連携がとても良いことに驚きました。連携...

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【第80回】自然の恵みを生かした地域活性化

鳥海山・飛島ジオパークにはイヌワシが生息しています。見たことはありますか? 人里離れた山奥に生息する印象があるイヌワシですが、実は人の営みと共存した生き物という一面もあります。イヌワシが生きるにはノウサギ、ヤマドリ、ヘビなどを狩ることの出来...

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【第79回】飛島クリーンアップ作戦20周年~海洋プラスチックごみへの取り組み

山形県と酒田市が飛島島民からの切実な声を受けて始動した「飛島クリーンアップ作戦」は、昨年、20回目を迎えた。残念ながら、コロナ対応による開催延期と台風による中止が重なり実施できなかった。公募した県内外のボランティアにも渡航費用の約半分を負担...

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【第78回】トビシマカンゾウと鳥海山の関係

飛島はその昔、鳥海山の山頂が噴火で吹き飛んでできた島だという話がありますが、それは俗説で、1千万年ほど前に海底で噴火した火山が海上に顔を出している島です。しかし、飛島のシンボル、トビシマカンンゾウはどうでしょう。トビシマカンゾウは鳥海山にも...

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【第77回】レスボス島ジオパーク(ギリシャ)

地球の表面には46億年の歴史の中で刻まれた「地球の記憶」があります。ジオパークでは世界中の人々とともに、この地球の記憶を守り、学び、活用しています。2021年3月時点で、世界44か国161地域がユネスコ世界ジオパークに認定されており、鳥海山...

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【第76回】日本ジオパークの「再認定」を受けました

鳥海山・飛島ジオパークは、2016年9月に日本ジオパーク委員会(JGC)の認定を受けて以来、早いもので4年に一度の再認定審査の年を迎えました。再認定のための現地調査は、2020年10月にJGCから派遣された2名の調査員によって行われました。...

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【第75回】ジオパークガイドは地球の案内人

ジオパークは世界遺産と同じユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の正式事業だということをご存じでしょうか。両者を比較して「世界遺産は資源が主役、ジオパークは人が主役」と言われることがあります。「ジオパークは人が主役」と言われる所以は、ジオパー...

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【第74回】秋田県立博物館企画展「秋田の石っころ」でジオパークを紹介

令和3年4月4日(日)まで開催中の企画展「秋田の石っころ」は、身のまわりで見つけられる石について、さまざまな切り口からその面白さを紹介する展示です。 「石が語る秋田の大地」のコーナーでは、にかほ市三崎海岸の鳥海山猿穴溶岩をはじめ、県内各地の...

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【第73回】列島から山国へ

日本列島は世界有数の山国です。そして、東北地方の奥羽山脈は全長が500 kmの大山脈です。その太平洋側には北上山地や阿武隈山地が、日本海側には白神山地や出羽山地、朝日山地や飯豊山地、そして越後山地が連なっています。これらの山々は人々の生活に...

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【第72回】誰も知らない!? 最上川河口鳥獣保護区

最上川の河口周辺とそこから南に延びる海岸林や砂浜が鳥獣保護区に指定されています。「チョウジュウホゴク?何それ?」そんな声が聞こえてきそうですね。この場を借りて「(最上川河口)鳥獣保護区」をご紹介します。まず鳥獣保護区とは、国(環境省)や都道...

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【第71回】日本海拡大と東北日本の回転

日本列島はかつてアジア大陸の一部でした。しかし2000万年前頃に大陸東縁で大地が横に引き延ばされる地殻変動が活発になり,大地の一部が分裂・移動し,1600万年前頃に現在の位置に達したと考えられています。その分裂・移動によって大陸と日本列島と...

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【第70回】猛禽類保護センター設立20周年

ジオパークは、大地の公園と言われていますが、その大地の上には動植物などの生態系が形成されており、大地と生態系は非常に密接な関係があります。 酒田市の「市の鳥」でもある鳥海山で見られるイヌワシは、地域の生態系ピラミッドの最高位に位置する消費者...

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