リレーコラム

【第93回】遠く離れていても山崩れの縁によって繋がる鳥海山と雲仙岳

「6月は鳥海山の山頂が4回しか見られませんでした」と遊佐町の観光協会の方から話を伺いました。私が望んだ7月初頭の鳥海山は、夏晴れの好天に恵まれたため山容の優美さと雄大さが際立って見えました。 私は地形を眺めるのが大好きです。なぜなら地形を読...

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【第92回】世界の砂不足から考える、地域の保全

湧水が流れ込み、水温が一定に保たれる鳥海山麓の海岸は、旬の岩牡蛎の生育に適した豊かな漁場です。また約8000年前に川から運ばれ堆積してできた庄内砂丘は、その水はけのよさが糖度の高いメロン栽培を可能にしています。 鳥海山・飛島ジオパークエリア...

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【第91回】地域の宝“ぷるん”食感は今が旬!

4月から鳥海山・飛島ジオパークの事務局に仲間入りした長船と申します。昨年度までの約10年間、鳥海山南麓にある環境省猛禽類保護センターでイヌワシの保全業務に従事していました。 “鳥に詳しい人”と思われがちですが、専門は自然を俯瞰する生態学です...

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【第90回】Geoと防災

「防災」や「災害」という言葉を毎日のように見聞きします。しかし、わかったようでわからないのが悩みの種。 そこで、広辞苑を引いてみると、防災とは「災害を防止すること」、災害とは「異常な自然現象や人為的活動によって、人間の社会生活や人命に受ける...

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【第89回】空も雲もジオパーク

日本は四季の変化に富んでおり、空にも四季折々の表情が見られます。それは日本が南北に温度差の大きい中緯度帯に位置していること、そして熱容量の異なる大陸と海に囲まれていることが鍵となっており、これが日々の天気にも深く関わっています。 天気が日々...

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【第88回】ジオガイドに会いにいこう!

当ジオパークには、61人の認定ジオガイドが活躍しています。私は2015年に開始されたジオガイド養成講座で「伝え方」と「安全管理」の講義を担当させていただきました。 コロナ禍、インターネットを介して ウェブ上で行うオンライン旅行が広がりはじめ...

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【第87回】ジオパークで地球の秘密について学ぼう!

ジオパークは「大地の公園」です。そこは「地球の秘密」について学べる場所です。「地球の秘密」はじつは子どもたちにとってとても知ってほしいことの一つです。 ふるさと教育はとても大切です(私も大学院で「ふるさと教育」の講義を行っています)。ふるさ...

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【第86回】ジオに留まらない魅力を発信しよう!

NHK山形放送局アナウンサーの金子峻です。これまで赴任したのは宮崎・愛媛・山形の3県。そのすべてでジオパークの取材ができました。どの地域も特徴的な地質が魅力的でした。鳥海山・飛島ジオパークのお気に入りは、飛島周辺の島々を形作る火山岩!美しい...

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【第85回】山居倉庫とジオパーク

山居倉庫は美しいケヤキ並木で知られ、城輪柵跡、堂の前遺跡、旧鐙屋に次いで令和3年に酒田市で4番目の国指定史跡になっています。 大正5年までに建設された14棟のうち12棟が現役であること。また、山居倉庫の120年の歩みは近現代の米穀流通の歴史...

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【第84回】ユネスコ世界ジオパークの国際的な価値

ユネスコ世界ジオパークの評価基準として、国際的な地球科学的価値があることと、世界のジオパークネットワークへの貢献が重要である。鳥海山・飛島エリアでは、中央に鎮座する鳥海山の活動とその崩壊地形、噴火と交差しながら活動した地震による断層や隆起地...

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【第83回】ユネスコ世界ジオパークを目指して

10月より、鳥海山・飛島ジオパークの専任研究員として赴任した、大野(おおの)希(まれ)一(かず)です。専門は火山地質学です。へたくそですが料理が趣味です。今後ともよろしくお願いします。 これまで10年以上にわたって、ジオパークの現場で事業の...

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【第82回】鳥海山矢島口5合目祓川の低温湧水

鳥海山の北側、矢島口5合目の祓川神社前に湧水があります。この湧水は、鳥海山のステージⅢ(約2万年前以降)に噴火した七高山溶岩の末端の崖下から湧き出ており、ジオサイトである竜ヶ原湿原の形成要因の一つになったと考えられています。 令和2年8月~...

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