リレーコラム

【第57回】ジオがつなぐ海底噴火と神社

旧本荘市の市街地の北、子吉川の北側の高台に、新山公園があります。この公園には、裸参りで有名な新山神社もありますが、鳥海山と子吉川、市街地そして日本海を一望できる見晴らしの良さで、地域の人から親しまれています。 新山公園では、標高約一四〇~一...

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【第56回】鳥海山で秋を感じる「鷹見台」

日本で確認されたことのある野鳥の種数は約650。実はその半分以上の種が、季節に応じて移動をする「渡り鳥」です。身近な渡り鳥を挙げると、夏鳥ではツバメやカッコウ、冬鳥ではハクチョウ類やツグミ等が有名です。夏鳥は繁殖地として、冬鳥は越冬地として...

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【第55回】鳥海山の残雪風景は日本一!

長い冬が去り,新緑がまぶしい季節になりました。この時期の鳥海山の残雪風景はすばらしいものです。残雪が筋状にのこり,雪と黒い山肌とがうねうねとした縞になって見えてきます。 鳥海山は溶岩だらけで,お菓子の「モンブラン」に似ているというお話を前回...

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【第54回】鳥海山はモンブラン?

鳥海山のほとんどは溶岩でできています。60万年間の長い間におそらく数千回も溶岩が流れ出したため,たくさんの溶岩があります。 火山の噴火では,たくさんの火山灰が降ってきます。ところが,鳥海山では,溶岩がたくさん流れ出し,火山灰はほんの少しとい...

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【第53回】春の祈り―鳥海山をめぐる春と民俗

鳥海山の春はまだ浅い。だが、やがて着実に春は訪れることを我々は知っている。春の慶びには、実はいくつも祈りが込められてきた。だからそれが叶う時、歓喜も一入なのだ。 春は遠からじといっても新春という正月初めには、先ず吹浦(遊佐町)大物忌神社では...

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【第52回】ジオパーク活動の仲間

全国には、44のジオパークがあります。ジオパーク同士は強くつながっています。他のジオパークも、ぜひご訪問いただければと思います。今日は千葉県にある銚子ジオパークをご紹介しましょう。銚子ジオパークは東京の100kmほど東の関東平野のはずれにあ...

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【第51回】“ボツメク”湧き水の秘密

由利本荘市の東由利地域には、“ボツメキ湧水”と呼ばれる湧き水があります。ボツメキ湧水の名の由来には諸説あり、その1つに“ボツボツと豊富に水が湧き出す様子”からその名が付いたというものがあります。1日に約900トンといわれるボツメキ湧水の豊富...

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【第50回】秋田の油田地帯と院内油田

昭和四十年代以前のにかほ市巾山丘陵では、夜には星よりも明るく灯が点り、眩い夜景が広がっていました。それは当時稼働していた院内油田の灯でした。院内油田は大正11年に上小国集落付近から開発が始まり、その後は北側や桂坂集落に開発が広がりました。し...

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【第49回】地形を読むと地震が分かる

庄内平野の東へりには活断層である庄内平野東縁(とうえん)断層帯が南北に走ります。この断層の北半分は1894(明治27)年に庄内地震をおこし、激しい揺れによって726人が犠牲となりました。大地震が発生すると、地下の断層のずれが断層に沿った地面...

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【第48回】 ジオパークで地域の産業振興をはかります ~魅力的な鳥海山・飛島ジオパークの認定商品「ぺろっと」~

今年度、鳥海山・飛島ジオパークでは、地域ならではの食の魅力を発信する商品を対象とした認定制度「ぺろっと 鳥海山・飛島~たのしくおいしいものがたり~」をスタートさせました。 9月から商工会関係者やアドバイザーなどが書類審査と試食を行った結果、...

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【第47回】島原大変肥後迷惑

火山はときどき大きく崩れます。もっとも「ときどき」といっても、何万年に一度くらいのことです。 鳥海山は紀元前466年という大昔に大きくくずれて広い平地を作りました。今のにかほ市のほとんどは、この60億トンもの土砂がたまった平地の上にあります...

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【第46回】地形を知ることは「命」を守ること

「地形」という言葉から、皆さんは静止した「形」を思い浮かべると思います。しかし、地形は常に動き、変化し続けています。例えば、平野は「洪水」によって、山麓の扇状地は「土石流」によってできた「現在進行形」の地形です。さらに、平野や扇状地は、毎日...

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