【第115回】鳥海山・飛島ジオパークがめざすもの~第二次基本計画策定~
2024年8月1日
※鳥海山・飛島ジオパーク推進協議会の事業目的とそれを実現するための6つの主な事業。
ジオパークは、「国際的な地質学的重要性を有する場所や景観が、保護・教育・研究・持続可能な開発を一体とした概念に基づいて管理された、単一の、統合された地理的領域」として定義されます。ジオパーク活動の目的は、「地域社会の持続可能な発展を実現し、地球と、人々が創り出してきた地域文化、自然環境、そして地球活動の証拠である地形地質を守る」ことです。この目的を達成するために、令和6年6月、(一社)鳥海山・飛島ジオパーク推進協議会は第二次基本計画を策定しました。この計画では、主に以下の6つの活動を推進します。
1 まもる :地球と地域の資源の保護保全
2 創り出す:学術研究による新たな地域資源の創出
3 学ぶ :地域と地球の資源を持続可能な方法で活用する教育活動
4 活用する:地域と地球の資源を持続可能な方法で活用するツーリズム活動
5 つくる :地域と地球の資源を持続可能な方法で活用する地域づくり
6 繋がる :国内外のジオパークとの連携強化
ジオパークは、あらゆる人たちが、その人たちのやり方で参加できるユネスコプログラムです。既に地域で行われている活動は、ジオパークがめざす目的の達成に大きく貢献するかもしれません。地球と次の世代が幸せに暮らせる地域をつくるために、ジオパーク活動に参加してみませんか?
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【文・写真】
一般社団法人鳥海山・飛島ジオパーク推進協議会 次長兼主任研究員 大野希一