1801(享和元)年の噴火でできた新山溶岩ドームは直径300m、比高は70mあります。この噴火でできた新山(別名享和岳)の体積は90万㎥、火山灰も含む全体の噴出量は約102万5千㎥と推定されています。
山頂部では垂直方向に節理が発達し、東西方向には最大幅10数m、長さ約100mの割れ目があります。
火口付近に飛散する火山弾は火口から飛んでいる間に外側は冷やされますが、内部はまだ高温のため、内部に残ったガスが膨張して表面が破れてしまうことがあります。このような表面に亀裂が入ったパン皮状火山弾も見られます。
鳥海山大物忌神社の本社のとなりにある一番大きな火山弾は300トンもの重さがあり、噴火の激しさを物語っています。