「令和6年能登半島地震」による影響について
2024年1月25日
鳥海山・飛島ジオパークエリア内では、地震による被害報告はございませんが、次のとおり各自治体による地震対応等をお知らせします。
※数値等は気象庁や各自治体の発表等から抜粋
【震度の状況】構成4自治体の最大震度は以下のとおりです。
由利本荘市 震度3 にかほ市 震度3
遊佐町 震度3 酒田市 震度4 ※酒田市飛島 震度2
【各種警報の発令情報】 にかほ市、遊佐町、酒田市において津波警報や津波注意報が発令されたことを受け、避難指示を発表した。
※津波の状況 酒田港 最大0.8m(1/1、19:08)、 飛島 0.4m(1/1、17:52)
秋田港 最大0.3m(1/1,23:36)
【避難状況】 学校、公民館及びコミュニティセンターなどに避難所を開設しています。
にかほ市 避難所数 3箇所 最大避難者数 209人
遊佐町 避難所数 3箇所 最大避難者数 360人
酒田市 避難所数74箇所 最大避難者数 2,224人以上
このたび、「令和6年能登半島地震」 によりお亡くなりになられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。また、地震発生直後より救援・捜索・復旧等の活動に尽力されている皆様には、心より敬意を表します。被災された地域の一刻も早い復旧・復興、さらには、被災された方々の穏やかな日常が一日も早く復することをお祈りいたします。
さて、鳥海山・飛島ジオパークのエリア内では、上記のとおり地震による被害報告はございませんでした。協議会業務時間外での地震発生でしたが、通常の業務時間中だった場合を考え、事務局スタッフの役割分担等の共通認識を再度整理する必要を感じております。鳥海山・飛島ジオパークは日本海に面した長い海岸線と山形県唯一の有人島・飛島を有しており、これらが地域に多くの恵みを与えてくれています。反面、古くは1804年の象潟地震や1894年の庄内地震により家屋倒壊の他にも津波や地盤隆起、火災などによる大惨事に見舞われた地域でもあり、特に飛島は過去に発生した地震がもたらした“津波堆積物”の存在も確認されています。今後、「ジオ学講座」における防災学習等を通じて、地域の方々と共に過去の災害や他地域の災害対応などを学び直し、その経験を広く正しく周知していく予定です。