環境保全フォーラム2018inにかほ
「次世代に伝えたい象潟の景観」

2018年8月22日

環境保全フォーラムは、地域住民、行政、研究者などが、保護・保全に対する共通の認識をもち、その地域にあった活動の進め方を考える場として、2016年からスタートしました。

第3回となる今年度は「農村景観」をテーマに開催します。

フォーラムでは、紀元前466年におこった鳥海山の山体崩壊による岩なだれがつくった景観「象潟きさかた」(秋田県にかほ市)に焦点を当て、象潟の景観をつくった大地の歴史や、水田や九十九島で繰り広げられてきた人と自然の関わりなどについて語り合い、象潟の農村景観の現代的な意味を問い直します。

 

【日 時】 2018年9月8日(土) 13:30~16:00
【場 所】 にかほ市象潟公会堂(秋田県にかほ市象潟町字三丁目塩越163番地)
【参加費】 無料
【定 員】 先着100 名(要申し込み)
【申し込み・問い合わせ先】
鳥海山・飛島ジオパーク推進協議会事務局まで、お電話にてお申し込みください。
(TEL:0184-62-9777)
※平日の8:30~17:15にお電話ください。

【内 容】
〇講演「 里山という身近な自然 」

13:40~14:40
講師:今森 光彦さん(写真家)

 

〇パネルディスカッション

「 次世代に伝えたい象潟の景観 」

14:50~15:50
パネリスト:今森 光彦さん(写真家)
加藤 竜悦さん(鳥海山生物研究グループ マンサク会)
齋藤 一樹さん(にかほ市象潟郷土資料館 館長)
モデレーター:岸本 誠司(協議会 主任研究員)

 

※終了後、今森 光彦さんの書籍販売と著者サイン会を行います。


象潟きさかた」について
紀元前466年におこった鳥海山の山体崩壊による岩なだれがつくった景観です。潟湖に点在する島(流れ山)の景観はふるくより歌枕に読まれ、松尾芭蕉が『おくのほそ道』紀行の目的地とした場所として知られています。1804年の地震で陸地化したあとは、地域住民の努力によって田園のなかに流れ山が点在する景観が守られてきました。今回のフォーラムでは、近年この地で求められている、保護・保全のあり方を考えます。

 


講師:今森 光彦さん
1954年、滋賀県生まれ。写真家。琵琶湖をのぞむ田園風景の中にアトリエを構え活動する。自然と人との関わりを「里山」という空間概念で追い続ける。
一方、熱帯雨林から砂漠まで、地球上の辺境地の取材をつづけている。
また、近年は、自然のかたちをハサミひとつで鮮やかに切り出すペーパーカット作家としても知られ、その作品は、全国の美術館などを巡回している。
写真集に『里山物語』、(新潮社)、『湖辺』(世界文化社)、『世界昆虫記』(福音館書店)、写真文集に『萌木の国』(世界文化社)、『里山を歩こう』(岩波書店)、写真絵本に『神様の階段』(偕成社)など多くの著書がある。
第20回木村伊兵衛写真賞、第28回土門拳賞、第48回毎日出版文化賞、第56回小学館児童出版文化賞、第42回産経児童出版文化賞大賞など数多くの賞を受賞。

 

【共 催】 鳥海山・飛島ジオパーク推進協議会・にかほ市