【活動報告】第2回ジオガイド養成講座

2021年6月16日

6/12(土)、にかほ市象潟構造改善センターを会場とし第2回ジオガイド養成講座が開催されました。
秋田大学の林信太郎先生と林武司先生を講師にお迎えし、オンライン形式で開催しました。

1.鳥海山・飛島の地形と地質
講師:秋田大学大学院教育学研究科教授 林信太郎先生

鳥海山と飛島の成り立ちを中心にご講義いただきました。
「世界一おいしい火山の本」の著者である林信太郎先生ならではの説明で、鳥海山の活動期「ステージ1」、「ステージ2」、「ステージ3」をデコレーションケーキの「スポンジ」、「クリーム」、「トッピング」に例えたり、高温の溶岩が流れるうちに表面近くが冷えて固まり砕けて岩になる様子を、コンデンスミルクとココアパウダーを使った「おいしい火山実験」のライブ実験したり、わかりやすく楽しい講義でした!

2.鳥海山・飛島ジオパークの水環境と暮らし
講師:秋田大学教育文化学部教授 林武司先生

当ジオパークは「日本海と大地がつくる水と命の循環」をテーマに活動しており、水環境に関わるジオサイトの数は33箇所とサイト全体の約半数を占めています。
講義では、当ジオパークエリアの気候の特徴や酸性雨など環境問題が与える影響、火山と地下水の関係、鳥海山の湧水に関する水環境の利用など、先生のご専門の水文学(すいもんがく)の見地から、幅広くご説明いただきました。

次回は、6/26(土)、27(日)に開催予定で飛島巡検です!
天気に恵まれることを祈っています。