平成29年度秋田県ジオパーク研究助成事業の採択学術研究について

2017年6月26日

秋田県ジオパーク連絡協議会(八峰白神ジオパーク/男鹿半島・大潟ジオパーク/ゆざわジオパーク/鳥海山・飛島ジオパーク)では、県内ジオパークでの地域基礎研究の底上げを目的に研究助成事業を行っております。平成29年度採択された学術研究を紹介します。

 

【秋田県ジオパーク研究助成事業とは】

学術的な面から地域の価値を創出し、学術資料の蓄積と情報発信を図り、地域資源や地域の魅力の再発見に結びつけるため、学生・研究者・教員等に対し研究費用の助成を行います。

 

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<研究の名称>

温泉地帯における元素の移動過程と固定現象の空間的解明 ~ゆざわジオパークの温泉地帯を好例として~

<氏名(所属)>

九州大学大学院理学研究院 宮本 知治

<研究の目的・内容>

ゆざわジオパークに位置する小安峡・皆瀬川地域に分布する熱水変質岩石を対象として、熱水が浸透することによる元素挙動(溶解・沈殿)を解析し、元素濃集および鉱床化過程の可能性を検討する。

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<研究の名称>

白神山地におけるイヌワシ営巣地の巣構造把握及びDNA解析サンプル(巣内残留物)収集方法の検討

<氏名(所属)>

鳥海南麓自然保護官事務所 長船 裕紀

<研究の目的・内容>

白神山地(八峰町周辺)におけるイヌワシの営巣地を特定するとともに、2017年の繁殖状況を明らかにする。また、巣構造を明らかにすることで繁殖率向上を目的とした巣構造の改善の検討材料にする。

3---------------------------------------

<研究の名称>

ブリコ色素結合蛋白質によるハタハタの系統・生態・分布の解析

<氏名(所属)>

秋田大学理工学研究科附属理工学研究センター 布村 渉

<研究の目的・内容>

ハタハタのブリコの色素結合蛋白質の中で緑色素結合蛋白質に焦点を絞り 、その性状を明らかにして遺伝子構造を解明、ハタハタの繁殖戦略を理解し、遺伝子多様性と地理的分布の観点から生態を明らかにする。

4---------------------------------------

<研究の名称>

初めての越冬地に飛島を選んだオオセグロカモメ幼鳥の行動追跡

<氏名(所属)>

千葉県立中央博物館 平田 和彦

<研究の目的・内容>

山形県酒田市飛島で越冬するオオセグロカモメ幼鳥にGPSロガーを装着し、本州を含む飛島周辺のどのような環境を利用するかを長期的に継続して調査を行う。

 

※研究の目的、内容については研究助成金交付申請書からの抜粋です。

 

※本研究の成果概要は平成30年3月2日までに県ジオパーク連絡協議会へ示されます。