鳥海山型のライス型 完成報告‼

2022年1月14日

1/12(水)、ゆざっとプラザ2Fにて「鳥海山型のライス型製作の完成報告会」を開催しました。
鳥海山型のライス型の開発にあたり、山形県立酒田光陵高等学校電気電子科に相談したところ、同校3年生の課題研究として製作いただけることとなり、このたび完成いたしました。
製作にあたっては、当ジオパーク認定商品事業者の遊佐カレー本店を運営する㈱フーデライト庄内代表取締役の佐藤氏と意見交換しながら、実際の営業で使用できるライス型を目標に製作していました。

㈱フーデライト庄内では、1/17(月)より、遊佐カレー本店やフードトラックでの営業にて、型を使い盛り付けたカレーを提供いたします。

【報告会の様子】
同校の生徒より、製作過程の説明と型製作の実演を担当してもらいました。



当協議会役員の時田遊佐町長より、感謝状と記念品を贈呈。

完成した型を使って盛り付けた「遊佐カレー」。鳥海山特有の山容が皿の中に再現されました。

【製作の経緯について】
認定商品の「遊佐カレー」のライスは、鳥海山をイメージした盛り付けですが、手作業で盛り付けています。ライス型があれば、より鳥海山に近い形になるとともに作業負担の軽減を図ることができます。
また、磐梯山ジオパークの「磐梯山ジオパークカレー」では専用のライス型を製作し、20店舗以上の飲食店がそのライス型を使い、ご当地カレーとして提供することで地域のPRを行っており、当ジオパークでもライス型を開発し同様の展開をしたいと常々考えておりました。
そこで、3Dプリンターを活用した鳥海山の立体模型の製作実績がある酒田光陵高等学校に令和2年の秋ごろに相談したところ、同校電気電子科の令和2年度3年生の課題研究となり、今年度3年生に課題が引き継がれ、様々な関係者との意見交換を行い完成しております。

【製作の過程について】
・試作第1弾
型の素材は、シリコーン素材を選択。重量が重い、ご飯粒が残りやすいため衛生面で不安があるなどの課題がありました。そのほか、山形県側だけの形ではなく秋田県側も含めた360°の形にしてほしいと要望しました。
・試作第2弾
第2弾からは、硬質塩ビ樹脂を使用し軽量化を実現。形をデフォルメすることでご飯粒が残りやすいことによる衛生面での不安も解消。
ただし、皿に収まらないサイズのため、型の縁を円形にするなどの課題がありました。

・試作第3弾
試作品を持って遊佐カレー本店を訪問。実際の店舗と材料で盛り付け具合を確認し、同店代表の佐藤氏と意見交換を行いました。

皿にちょうどよく収まり、サイズの面での課題は解消。鳥海山の山容で課題があり、山形県側から見た形では山頂と笙ガ岳をもっと強調する、秋田県側から見た形では山体崩壊をもっと強調するなどの課題がありました。

鳥海山の特徴が強調されたことで、一目見て鳥海山とわかるようになりました。

【本ライス型の使用希望者を募集】
本ライスを使用したい事業所様を募集します。
カレーライスはもちろんのこと、ピラフやチャーハンのほか、プリンやゼリーなどにご使用いただき「ご当地商品」として、当ジオパークと一緒にこの地域をPRしませんか。
募集条件は、以下の2点です。
・当ジオパークエリア内(由利本荘市・にかほ市・遊佐町・酒田市)に事業所を置いていること(本社、営業所など)
・型を使って提供するメニューは、当ジオパークエリア内で産出・生産された産品を1品以上使用していること