300万年前から日本列島にはプレートの動きにより東西方向から押される力が働きます。東日本全体が隆起し、しわが寄るように奥羽山脈や出羽丘陵ができ始めます。その力はとても大きく、地層が強い力を受けて押し曲げられたのがしゅう曲です。
ここでは幅約20m、高さ約50mにわたって布団をたたんだような「横臥(おうが)しゅう曲」が見られます。見た目から「ジグザグしゅう曲」や 「アコーディオンしゅう曲」とも呼ばれています。
「日本の地質構造100選(日本地質学会)」にも選ばれているみごとなものです。
どうしてこんなしゅう曲ができたのかについてはいろいろ説がありますが真相はまだ謎です。「地球の力ってすごい」ということを感じ、このしゅう曲ができたわけを考えてみるとおもしろいですね。