紀元前466年、鳥海山は突然大きく崩れ、岩なだれが発生しました。岩石と土砂は猛スピードで流れて海に達し、平らで小さな丘が点々とある地形を作りました。やがて一帯は潟湖になり、小さな丘は潟のなかに浮かぶ島々-「九十九島」となりました。その美しい景観は広く知れわたり、江戸時代の俳人・松尾芭蕉をはじめ多くの文人墨客が訪れました。
また、大量の土砂は海を埋め立て、現在では市街地となっている広大な大地をつくりました。
鳥海山がつくった美しい風景と豊富な湧水、人々の生活との関連など、見どころの多いエリアです。
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1地形図を使用した。(承認番号 平27情使、第49-GISMAP35487号)