【第4回】-地域の防災とジオパーク-

2015年4月1日

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今年で東日本大震災から丸四年たちました。岩手県、宮城県、福島県の沿岸部では地震による津波で多くの命が失われました。この出来事を次世代への教訓として伝えていくことは、私たちの役目だと思っています。しかし、30年に1回はともかく、数百年に1回起こる災害を短い人間の人生で忘れないでいることは難しく、日常の生活や活動の中にその記憶を織り込んでいくことが大切です。古の人々は、祭りや伝説、言い伝え、石碑など、色々な方法で地域の出来事を後世に伝えようとしてきました。そして現在、地震・津波、火山噴火などの自然現象と災害発生のメカニズムは科学的に調べられ、誰でも情報を受け取れる時代になりました。

ジオパークはそうした知見を活用して、地域の自然と私たちの暮らしとの関わりを分かりやすく紹介する活動です。ジオパークで地域のガイドブックづくりや、ボランティアガイドなどの活動を通じて、自分達で地域の自然の特徴やリスクを把握し、子どもたちや観光客に伝えていくことは、地域の防災に確実につながります。

ジオパークは、誰でも取り組める新しい時代の防災活動のひとつでもあるのです。


【文・写真】宮城大学 事業構想学部 教授 宮原育子氏
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