【第28回】ジオパークと防災〜飛島の津波堆積物(上)

2017年4月26日

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全国的にジオパーク推進と防災をつなげる新たな取り組みが注目を浴びていますが、飛島の津波堆積物は、まさにその格好のテーマといえるでしょう。

ところで、飛島では、島民・NPO・大学・行政で構成され、島の未来を話し合い実現させる「とびしま未来協議会」が、2011年に発足しました。2012年度には協議会の事業として、一部離島としては先進的な「離島振興計画策定のための島民案づくり」を実施しましたが、その際に住民の高い関心を集めたテーマが「防災」です。

そこで、住民主体の島づくりの起爆剤として、2013年度から未来協議会や公益大が中心となって、住民参加による地区防災計画づくりに取り組んでいます。2014年には、国交省から、従来の予想を超える日本海における津波の新たな予測発表を受け、「地震発生後1分で飛島に津波が到達」との情報が島民に動揺を与えましたが、その間、専門家を招き、正しい認識と情報の共有につとめてきました。

さて、長らく大きな地震や津波災害が発生していなかったために、「飛島は地震に強い島」との住民意識が根づいていましたが、その認識を覆すのが次回に詳しくご紹介する津波堆積物の存在です。


【文・写真】

東北公益文科大学 公益学部(環境社会学)教授

呉 尚浩氏 (とびしま未来協議会事務局長)

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